ESP32でYMF825音源のデモ(音色データ、音階、和音)

ヤマハのFM音源YMF825をArduino UNOで制御できましたので、ESP32に移植しました。
ESP32で使うと何がうれしいか !! —- >> タッチセンサーとBLEが使えます。

Arduino UNOの例は下記の記事を参照してください。
http://keisoku-lab.mond.jp/2018/02/09/ヤマハfm音源lsi-ymf825搭載モジュールのデモプログラム/

ESP32は3.3V系ですから、5V系のUNOで使っていたYMF825モジュールを接続するのはちょっと注意が必要です。ウダ電子の公式ページでは5Vと3.3V電源を接続し、抵抗を外し、ハンダを盛ってジャンパーする旨書かれています。3.3V単独電源になるなら頑張れますが、5Vも供給しなければいけないのは面倒ですから、YMF825モジュールは5Vのままで、SPIの信号を調整する方向で考えます。信号線はSCK, MISO, MOSI, SSとリセット信号の5本です。ESP32から出力する信号は3.3VなのでそのままでもYMF825に伝わりますので気にしないことにします。ESP32に5V信号が入ってくると壊れてしまいますが、入力はMISOだけです。MISOはレジスタの値を読み取る時に使われますが、読まないと決めればつなぐ必要がないことに気がつきました。SPIライブラリの中ではMISOも指定しないとエラーになりますのでMISOも割り当てますが、配線はしません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

但し、後日何か問題が起こった時に配線チェックをして、抜けている線を発見すると反射的に結線してしまう可能性がありますので注意が必要です。何気なくMISOを結線するとESP32を壊してしまいます。Vfが2VぐらいのLEDの+側をYMF825のMISO、-側をESP32のMISO入力端子に接続しておけば、思い出すきっかけにもなりますし、破壊する心配も無くなります。

ESP32のSPIでYMF825を使う方法は
ywabikoさんの記事がたいへん参考になりました。

YMF825モジュール <<—->> ESP32
RST_N <<—->> IO32
5V <<—->> USB 5V
GND <<—->> USB GNDとESP32 GND
SCK <<—->> IO18
MISO <<—->> 接続しない (IO19)
MOSI <<—->> IO23
SS <<—->> IO5

(180213)