デジタル壁時計の組み立て

前回の記事「ESP32と32×8フルカラーLEDでデジタル壁時計をつくる」では配線とプログラムについて説明しました。

ここではESP32とLEDマトリックスをケースに収めて和室の長押(なげし)の上に取り付けた例を紹介します。長押の隙間にACアダプター入れてESP32のUSBに給電しています。

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ケースは2mm厚のボール紙をレーザーカッターで加工して、5枚重ねの中にESP32とLEDマトリックスを埋め込みました。LEDとの配線はESP32に直接ハンダ付けをして最小限の高さにしています。

ESP32をはめ込む場所の周囲は熱を分散させる目的でアルミテープを貼っています(この写真撮影の後でWiFiアンテナの近傍はまずいだろうということでアンテナ付近のアルミテープを除去しました)

LED組み込みフレームの前面にはLED光を拡散させるために和紙を糊付けしました。チューブの先にスポンジキャップが付いた糊で手軽に塗ったらムラになってしまいました。ムラは使っている時にはまったく目立たないので良しとしました。ESP32組み込みフレームを白のマスキングテープで固定して完成です。

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プログラムは少し変更しました。分単位で時刻表示が変わりますので、切り変わる10秒前になると色相が左から右に変化します。0秒になった時にその時点の色で時刻を表示します。表示のためのループを高速で回すために1秒ごとの時刻更新はタイマー機能を使うことにしました。
また、寝ている時にはまぶしくないように23時から6時までは表示を暗くしています。