Maker Faire Tokyo 2020に出展します

今年は「チームいわて」で参加します。コロナウィルスへの対応で、チームメンバーに展示を託すリモート参加です。出展作品は次の2点です。
(1)「LabVIEW Community Edition用の無料の電子ブック紹介」
(2)「球体をテトラヘクス結合したピースによるピラミッドパズル」

「LabVIEW Community Edition用の無料の電子ブック紹介」

LabVIEWは研究開発や工場の自動化などで使われているプログラミング環境で、計測・制御分野で強みを持っています。今年の5月に非商用であれば無料で使えるCommunity Editionがリリースされましたので、ArduinoやRaspberry Piを使っているメイカーに使い方を紹介したいと考えています。

電子ブックのダウンロードサイト
日本語版
英語版
初めてLabVIEWに触る人でもこの本だけで使いこなせるように、29個のサンプルプログラムを用意しました。きっとプログラムを動かしながら理解を深められると思います。
電子ブックの内容
1章 : LabVIEWで学ぶプログラミング
2章 : LabVIEWコミュニティ版を使ってみよう
3章 : グラフィカルプログラミングにふれる
4章 : 自分のアプリを作ってみる
5章 : LabVIEWとArduino
6章 : LEDの特性を調べてみよう
7章 : 半導体センサを使ってみる

「球体をテトラヘクス結合したピースによるピラミッドパズル」

六角形を4個並べた図形をテトラへクスと言い、7種類の図形があります。

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六角形の内接円でテトラへクスを作ると下のようになります。
薄い円形の板ではなく球でピースを作ります。
7種類を2セットで、14個のピースを作るには56個の球が必要です。
56個の球を積み上げると一辺が6個の正四面体になります。
1+(1+2)+(1+2+3)+(1+2+3+4)+(1+2+3+4+5)+(1+2+3+4+5+6) = 56

さて、球体をテトラヘクス結合した14個のピースでうまく正四面体が出来上がるでしょうか?

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難しいパズルだと感じるかもしれませんが、組立手順はたくさんあります。

問題です。球に外接する立体を使って同じように正四面体を作るにはどんな立体を使えば良いでしょうか?

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菱形12面体と言います。表裏が120°ずれているので、表裏違いのピースが3種類増えます。表裏違いのピースを組みとして、7組14個でパズルを作ったのですが、球のパズルよりも8倍難しいと考えられます。

来場者にこんな話をしたかったのですが、今年は残念です。